応用力学委員会が公開しているファイルを利用して土木学会原稿を作成する方法について説明します。このファイルを使用することで、土木学会の規定を満たす原稿を容易に作成できます
以下のツールを使います。以外は必ずしも必要ではありませんが、便利なのでおすすめです
- (Cloud) LaTeX
- VSCode
- Subfiles: ファイル分割用のパッケージ
- BibTeX: 参考文献用のパッケージ
- latexindent: のフォーマッタ。今回の目的は句読点の自動置換
準備
- 1- Cloud LaTeXプロジェクトを準備
- こちらの.zipを使ってCloud LaTeXで新規プロジェクトを作成します
- 「LaTeXエンジン」は「uplatex」を選択してください
- タイプセットのターゲットは
main.texです
- 2- Cloud LaTeXとVSCodeを連携
- 3-(optional) latexindentをインストール
ローカルにLaTeX環境を構築していない人を想定してCloud LaTeXを利用した方法を説明していますが、環境がある場合はCloud LaTeXを使う必要はありません。その場合のプロジェクト構成はこのようにするのがおすすめです
Cloud LaTeXではローカルのVSCodeと連携させなくとも原稿が書けますが、連携させることでこのようなメリットがあります
使い方
- 応用力学クラスファイルの使い方
- 本体は
styleフォルダにあるjjsce.clsです - 公式のreadmeやtemplateも
styleフォルダに同梱しています style/guidelineには土木学会の投稿要項を入れています
- 本体は
- Subfilesの使い方
- BibTeXの使い方
- 土木学会用のスタイル
jsce.bstはこちらをコピーしてstyleに格納しています - 日本語文献の英訳はBibTeXエントリの
noteフィールドに記載してください- 斜体にすべき部分(雑誌名と書名)は、LLMさんに指示して
noteに書く段階で\em{}しておきましょう
- 斜体にすべき部分(雑誌名と書名)は、LLMさんに指示して
- 土木学会用のスタイル
- latexindentの使い方
- VSCode上で保存(Ctrl(⌘) + s)すると自動で実行されるように設定しています
- 句読点が置き換えられ、ついでにソースがフォーマットされます